グレース」展#1 - モナコ公国宮殿

モナコ公妃宮殿コレクション部門展示責任者兼総合キュレーターのナタリア・ムロジコフスカとゲスト・キュレーターのマリー=イヴ・メストレの共同監修のもと企画されたこの展覧会は、決まりきった表現や固定された表現とは一線を画した親密なアプローチで、アイコンの背後にある女性像、そのニュアンス、感情、静かな強さを浮き彫りにする。

宮殿の3つの部屋、90m²の広さを誇る「グレース」展#1は、主に王宮のコレクションとアーカイブを活用している。写真、身の回りの品々、宝飾品、アクセサリーなどが、繊細で、聡明で、勇気があり、自由であった、イコンの背後にある女性の感動的な物語を語る。

舞台は、親密で詩的な世界を再現するため、静寂に包まれている。ベルベットのカーテン、控えめな照明、足音を和らげるカーペット......。メガネ、手袋、帽子、そしてもちろんエルメスの有名なケリーバッグ。彼女の自然への情熱にインスパイアされた花のタペストリーが、バラの香りと鳥のさえずりのサウンドスケープとともに、このソフトでエレガントな雰囲気を完成させている。

展覧会は、ジャマイカのビーチで不朽の輝きを放った自然体の若い女性、エレガントで控えめな日常生活の女性、愛情深く気配りのできる母親、そして家族の思い出と貴重な瞬間を残すことに心を砕くアマチュア写真家兼映画製作者という、グレースのさまざまな側面を反映した4つのテーマで構成されている。

グレース "1号は、年代順や網羅的な回顧展とは一線を画し、時代を超越した人物を繊細かつアーティスティックに探求している。